ミヨシ君の百面相

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百面相とは

顔の表情をいろいろに変えること。また特に、手ぬぐいやつけひげなどの簡単な小道具を用いて、いろいろと顔つきを変えてみせる寄席芸。

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例のごとくふと記憶が蘇りました。
特にオチもありませんが、テレビを見てたらふと思い出したので書いていきます。







中学生時代の一番古い記憶が「三善君の百面相」である。

それは中学生に入学して、クラスの自己紹介の時の出来事。





中学一年生の私は学生服という慣れない服に戸惑いながらも、これから始まる新生活に希望を持っていた。



私 中一の私



私は、モジモジしながら適当なことを言ってたんだと思う。

自分が何を言ったのかすら覚えてないが、三善君という同級生の自己紹介は強烈だった。




三善くんとは小学校が違うことから、全くの初対面だった。

体が大きく大抵無表情で、おでこに大きなホクロ。
ましてや丸坊主であることから、 どの角度から見ても大仏にしか見えなかった。


で、自己紹介。
私の次がその三善君だった。


20130110132147 三善君





三善 『○○小学校から来ました。ミヨシです。』


三善 『好きなことは○○です。』






20130110132147







そして、特技について彼はこんなことを言った。


三善 『特技は百面相です( ゚д゚ )クワッ!!』




教室 『・・・・・・』



誰も「百面相」というものを知らなかったのだろう。 クラスが静まり返った。




私も例外ではない。

私 (・・・ひゃく・・めん・・・・そー・・・って何だ・・・・)



私



反応のない教室の空気を察したのか、先生が「すごいね。」と言った。



私 (そんなにすごいことなのか・・・大仏君やるな。)




先生の言葉に気を良くしたのか、三善君はこう続けた。




三善『・・・やります。』



20130110132147


教室「!!!!!!」




20130110130917



20130110131354



20130110132006



20130110131728




教室「・・・・・」



20130110131354



20130110130917




教室「・・・・・・・・」

まるで三善くん以外の時間が止められたかのように、誰も反応できないでいた。
どうリアクションとっていいのかわからない。



私

私「・・・・」






20130110131354


先生「・・・!!み、三善!!もう・・・いいぞ。。ありがとう。」



20130110132147



50面ぐらいで止められた三善くんは、かなり不満そうだった。
無表情には変わりないが、明らかに納得いってない。

まるで、セコンドの投げたタオルが舞う中、ファイティングポーズをとるボクサーのように。
「ま、まだやれます!」と言いたそうだ。





先生「・・・・はい、みんな拍手!!」
教室「・・・・・パ・・・パチ・・・パチパチパチパチ・」

三善「!!!」




だが、強制的に席に帰されてる三善くんの足取りは重い。
帰りたくなさそうだ。




三善くんの席は私のすぐ後ろ。
席に着いたあとずーっとひとりごとをブツブツ言っていた。


『まだ100までやっとらん・・・まだやっとらん・・・ブツブツ・・・・』


私の背中にしみ込ませるように、小声でブツブツと言っていた。







だが三善くん。
セコンド(先生)の判断は正しい。

残念ながら、8面を過ぎたあたりからほとんど違いがわからないのだから・・・。












ちなみに、その日から、三善くんは「百善くん」というアダ名になっていた。







そんな中学一年の春。
私









自己紹介って大切だよね。





おしまい。


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